ドイツ、エアランゲン、2023年2月10日 – エレクトロビットは本日、業界をリードするベーシックソフトウェアの新バージョン、EB tresos 9が利用開始となったことを発表しました。自動車メーカーとサプライヤーは次世代の電子制御ユニット(ECU)を最新の AUTOSAR規格に基づいて開発できるようになります。このアップデートでは、AUTOSAR R20-11に完全対応し、CES 2023でイノベーションアワードを受賞したPlaxidityXが開発した業界最先端のオンボード侵入検知機能、PlaxidityX CAN IDPSを統合しています。
業界の専門家は、AUTOSARベーシックソフトウェアに基づいたECUを搭載する量産車両のシェアは、2027年までに80%に達すると予測しています。AUTOSARを標準とする自動車メーカーとサプライヤーは、EB tresos 9により、開発コストと開発時間を削減できるようになります。
EB tresos 9は、サイバーセキュリティリスク管理のISO/SAE 21434や、2027年に米国で搭載が義務化されるオンボード排ガス診断のSAE J1979-2など、セキュリティおよび安全に関する最新の規格に準拠するソフトウェア機能の開発を合理化します。トラフィックを監視して脅威や異常を検出し、サービスの妨害やブルートフォース(総当たり攻撃)などのよくある攻撃手法に対抗する防止メカニズムを備えています。
またEB tresos 9は、通常の車両走行中のECUアップデートに関してAUTOSARで定義されているファームウェアOTA要件も満たしています。「EB tresos 9には、クラス最高レベルのセキュリティと合わせて最新のAUTOSAR準拠要件が追加され、次世代車両のすべてのシステムの制御と定義をする、複雑な車載OSを容易に構築できるようになります」と、エレクトロビットの製品・戦略部門部門トップの副社長、Michael Robertsonは語ります。
「EB tresos 9のすぐに使える機能性と再利用性により、より多くの自動車向けに、より多くのソフトウェア機能を、より短時間で開発できます」EB tresos 9は、エレクトロビットが提供するソフトウェアおよびエンジニアリングサービスの主要な部分であり、次世代車両のあらゆるシステムを制御する、調和のとれたソフトウェアプラットフォームとなる独自の車載OSの構築を目指す自動車メーカー向けに、独自のワンストップショップを提供します。エレクトロビットは30年以上にわたり自動車用ベーシックソフトウェアを開発してきました。この成果が、業界で最も成熟し信頼性の高いソフトウェアシリーズです。エレクトロビットは、AUTOSAR規格のアップデートに合わせて、引き続きEB tresos シリーズをアップデートしていく予定です。
Classic AUTOSARソリューションの詳細につきましては、EB tresos をご覧ください。
エレクトロビットについて
エレクトロビットは、先進の自動車業界向け組み込み/コネクテッドソフトウェア製品・サービスをグローバルに提供する自動車用ソフトウェアのリーディングカンパニーです。エレクトロビットは、過去35年以上、自動車業界向けインフラストラクチャソフトウェアやコネクティビティ、セキュリティ、自動運転、関連ツール、ユーザーエクスペリエンスの分野で柔軟かつ革新的なソリューションを提供してきました。弊社のソフトウェアは、既に6億台以上の車両に50億以上のデバイスで採用されています。エレクトロビットは、コンチネンタルの完全子会社であり独立事業会社です。
詳細はelektrobit.com/jpをご覧ください。
お問合せ先:
エレクトロビット日本株式会社
小倉 万紀
マーケティングマネージャー日本担当
電話:050-4560-3756
Eメール: Maki.Ogura@elektrobit.com