ドイツ、エアランゲン、2024年11月19日 – エレクトロビットは本日、EB corbos Hypervisorのベースが、機能安全規格ISO 26262 ASIL Bに準拠したSEooC(Safety Element Out of Context)について、独立監査機関TÜV SÜDから認証を取得したことを発表しました。EB corbos Hypervisorは、今年4月に発表した画期的なの重要なコンポーネントであり、自動車業界は機能安全関連のアプリケーションを含むSDV(ソフトウェア定義車両)全体でのオープンソースオペレーティングシステムの活用に一歩前進しました。
EB corbos Hypervisorは、EB corbos Linux for Safety Applicationsの核となる安全監視モジュールをホストしています。今年初めのTÜV NORDによるISO 26262 ASILBとIEC 61508 SIL 2の2つの機能安全規格に基づく肯定的な技術評価で、このオープンソースオペレーティングシステムソリューションの完全な認証への道が開かれました。今回のTÜV SÜDによるISO 26262 ASILBに基づくEB corbos Hypervisorの認証により、将来のモビリティのためのソフトウェア開発とメンテナンスをより迅速でコスト効率が高く、安全で複雑性の少ないものにするという目標にさらに一歩近づきました。
「この最新の認証は、EB corbos Linux for Safety Applicationsのグローバルな自動車安全基準への完全準拠に向けた重要な進展です」と、エレクトロビットの最高製品責任者兼マネージングディレクターであるMike Robertsonは述べています。「私たちは、安全でセキュアな自動車の開発を支援することで、真のソフトウエア定義型モビリティに向けてモビリティ業界を前進させていくことに期待を寄せています」
EB corbos Hypervisorは、仮想化をサポートするマイクロカーネルベースのオペレーティングシステムです。その基盤は、Kernkonzept GmbHが管理するオープンソースのL4Reオペレーティングシステムフレームワークの一種であり、2024年にドイツ連邦情報セキュリティ局(BSI)からGERMAN GEHEIMまでのセキュリティ認証を受けています。EB corbos Hypervisorは、強力なARMv8-Aアーキテクチャ上で認証されています。
「L4Re OSシステムフレームワークと仮想化ソリューションを技術基盤として使用することで、エレクトロビットは独立したハイパーバイザーソリューションを構築し、顧客に大きな柔軟性を提供します」Kernkonzeptの創設者でCTOのDr.-Ing. Adam Lackorzynskiは言います。「私たちは、エレクトロビットとのパートナーシップと、この協業で共に達成した機能安全認証を誇りに思います」
長年オープンソースソフトウェアを推進してきたエレクトロビットは、機能安全認証を取得したEB corbos Hypervisorの開発を進める一方で、ソースコードをコミュニティに還元しています。EB corbos Hypervisorの詳細は、こちらをご覧ください:https://www.elektrobit.com/jp/products/ecu/eb-corbos/hypervisor/.
エレクトロビットについてエレクトロビットは、先進の自動車業界向け組み込み/コネクテッドソフトウェア製品・サービスをグローバルに提供する自動車用ソフトウェアのリーディングカンパニーです。エレクトロビットは、過去35年以上、自動車業界向けインフラストラクチャソフトウェアやコネクティビティ、セキュリティ、自動運転、関連ツール、ユーザーエクスペリエンスの分野で柔軟かつ革新的なソリューションを提供してきました。弊社のソフトウェアは、既に6億台以上の車両に50億以上のデバイスで採用されています。エレクトロビットは、コンチネンタルの完全子会社であり独立事業会社です。詳細はelektrobit.com/jpをご覧ください。 お問合せ先:エレクトロビット日本株式会社
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