ドイツ・エアランゲン、2020 年 11 月17 日 – 自動車業界における組み込みとコネクテッドソフトウェア製品のグローバルサプライヤーであるエレクトロビット(EB)は、本日、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)を搭載した車両アーキテクチャの構築に向けて、 EB corbos AdaptiveCore 2 ソフトウェアで、BlackBerry QNX ソフトウェア開発プラットフォーム 7.1 ®が利用可能となったことを発表しました。EB の高度なAdaptive AUTOSARのプラットフォームと BlackBerry QNXOSが予め統合されているため、自動車メーカーや部品メーカーでは、そのソフトウェアプラットフォームを利用して、最高位の安全性を持つセキュアなECU(車両電子制御ユニット)を開発することが可能となります。すでに両製品とも市場にリリースされています。
この長期的な提携関係は、自動車メーカーと部品メーカーによるAD(自動運転)関連の高度な機能の開発を加速して、短期間で量産化を実現することを目的としています。EB corbos AdaptiveCore 2 ソフトウェアと BlackBerry QNX OS はシームレスに統合され、車両の安全性に関する最高レベルの規格を満たすアーキテクチャの基盤を提供します。
EB corbos AdaptiveCore 2 は、Adaptive AUTOSAR を実行する基本ソフトウェアです。SEooC(特定コンテクストに依存しない安全要素)として設計され、安全でセキュア、柔軟性のある高性能の ECU を構築するために中核となる技術を採用。Adaptive AUTOSAR 規格に準拠した総合的なソフトウェアフレームワークを提供しています。
「EB と QNX には、長期に渡って組み込み自動車ソフトウェアの分野で協業してイノベーションを起こしてきました」と、エレクトロビットの Head of Portfolio and Product ManagementであるChristoph Herzog は語ります。「新たな提携により、QNXOS と EBのAUTOSAR Adaptive Platformを組み合わせて、自動車メーカーによる HPC プロジェクトの量産化を支援、加速するソフトウェアプラットフォームをご提供します。」
「BlackBerryQNXとエレクトロビットは、両社共自動車業界において量生化プロセスの実績があります」と、BlackBerryQNXのVice-president of Product Management and strategyであるGrant Courville氏は述べています。 「QNX OS for SafetyとEB corbos AdaptiveCoreの組み合わせは、自動車業界の現在および将来のニーズを最適に満たすことでしょう。」
クリティカルな組み込みシステムに向けた、安全でセキュア、かつ信頼性の高いソフトウェアとして、BlackBerry QNX は世界中の自動車メーカーや部品メーカーに、最先端の基礎ソフトウェアおよびサイバーセキュリティ技術を提供しています。BlackBerry QNX の技術は、ADAS(先進運転支援システム)やデジタル計器クラスター、コネクティビティモジュール、ハンズフリー、インフォテイメントシステムなどの分野で、既に1 億 7500 万を超える車両に使用されています。
エレクトロビットについて
エレクトロビット(EB)社は先進の自動車業界向け組み込み/コネクテッド ソフトウェア製品・サービスをグローバルに提供する自動車用ソフトウェアのリーディング・カンパニーです。エレクトロビットは、過去30年間に渡って、自動車業界向けインフラストラクチャ・ソフトウェアやコネクティビティ、セキュリティ、先進運転支援システム(ADAS)・自動運転、ユーザーエクスペリエンスの分野で柔軟かつ革新的なソリューションを提供してきました。弊社のソフトウェアは、既に1億台以上の車両と10億以上のデバイスで採用されています。エレクトロビットはコンチネンタルの完全子会社です。
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