- 高度に統合されたハードウェアとソフトウェアのソリューションにより、自動車メーカーは最先端のデジタルコックピット用の音声エクスペリエンスの実装を加速
- 自動車メーカーは自動車業界で初めてAlexa Custom Assistantの量産向け車両でのソリューションデモを実現
- シームレスなテクノロジーとドライバーと車両間での自然な対話を可能にするソリューション。2021年7 月 21 日に開催される Alexa Liveでは、Alexa Custom Assistantの限定車載デモを公開
アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ/ドイツエアランゲン、2021年6月15 日 – コンチネンタルとエレクトロビット(EB)は本日、自動車の組み込み音声エクスペリエンスに関する大きな進歩を示すソリューションを発表しました。この包括的なソリューションにより、自動車メーカーは、Alexaの高度な人工知能(AI)にアクセスして、自社ブランドのインテリジェントアシスタントを開発することができます。エレクトロビットのソフトウェア技術とコンチネンタルの車載電子機器との組み合わせで、エレクトロビットのソフトウェアと統合サービスを使用してコンチネンタルのコックピット・ハイパフォーマンスコンピュータにAlexa Custom Assistantを統合します。
生産車両へのAlexa Custom Assistantの統合は、自動車メーカーが完全に統合されたデジタルコックピットの一部としてソリューションを体験することを可能にします。ソリューションの車載での価値をより向上させて、新しいユースケースの適用を簡略化します。高度に統合されたハードウェアとソフトウェアのソリューションにより、自動車メーカーは自社ブランドに合わせた最先端の音声エクスペリエンスを実装して、競合との差別化を図ることができます。
コンチネンタルのHMI(ヒューマンマシン・インターフェース)事業部の責任者、Frank Rabe(フランク・ラーベ)氏は、「自動車のコックピットは進化しています。 より多くのディスプレイやカメラ、センサー、その他の高度な機能が追加されて、複雑性を増しています。何処にいようとシームレスなテクノロジーが体験できることが期待される昨今では、車内と車外の境界線は曖昧になっています」と説明します。「複雑なシステムの包括的な相互作用の概念は重要です。最高のUX(ユーザー エクスペリエンス)は、自動車メーカーにとって究極の差別化要因になりつつあります。私たちはAmazonとともに、自動車メーカーが自社ブランドに合わせてリソースを最適に配分して、顧客体験の向上に向けた最先端の音声 AI 体験を開発できるようにサポートします。」
Alexa Custom Assistantを使用すると、あらゆる種類のカスタムエクスペリエンスを車両にプログラムして、ドライバーとカスタム・アシスタント、Alexa間での自然な対話が可能になり、ドライバーの要求に応えます。Alexaの高度な AIは、各リクエストを最適な体験を提供するアシスタントにルーティングされます。例えば、誰かがAlexaに車のウィンドウを閉めるように指示したり、チェックエンジンのライトが点灯している理由を尋ねたりすると、そのリクエストは自動車メーカーのアシスタントにシームレスにルーティングされます。また、メーカーのアシスタントにオーディオブックの再生を依頼した場合、そのリクエストはAlexaにルーティングされます。自動車メーカーは、独自のウェイク ワードや音声、機能などをブランドの個性に合わせてカスタマイズすることができます。自社の製品とサービスのエキスパートであるインテリジェントアシスタントのメリットをAlexaとシームレスに連携しながらお客様に提供することができます。
AmazonのAlexa Automotive担当バイス・プレジデント、Ned Curic(ネッド・キュリック)氏は、「AIの進化により、お客様にとって車内での音声体験がより自然な対話型になり、親しみやすいものになっています。全ての自動車メーカーが、このイノベーションを活用できるようにサポートをしたいと考えています」と述べています。「コンチネンタルとエレクトロビットとのコラボレーションにより、自動車業界でインテリジェントアシスタントのコア機能を構築・維持する負担を軽減しながら、カスタマイズ可能な車載エクスペリエンスをコックピットシステムにもたらすための高度に統合されたスケーラブルなソリューションが実現しました。自動車メーカーは、自社ブランドならではのユニークな機能の開発にリソースを集中させることができます。」
2021年7月22日にAlexaLiveで公開デビュー
Alexa開発者向けのオンラインエデュケーションイベント、Alexa Liveで、コンチネンタルとエレクトロビットによる Alexa Custom Assistanの車載統合のデモンストレーションを実施します。 こちらからご登録いただくと、午前2:15(日本時間)に開始されるライブでのセッションにご招待いたします: http://amazon.com/alexalive
戦略的な取り組みを拡大
今回の取り組みは、車両におけるAlexaの最初の主要なインテグレーターの1つとしてのAmazonとのエレクトロビットの長年に渡る関係の拡大です。30 年以上に渡って車載ソフトウェアを専門に開発してきたエレクトロビットは、米国で世界最大の技術見本市、CESのCES 2019 やCES 2020で Amazon とのコックピット ソフトウェアの統合を披露しています。
エレクトロビットのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、Christian Reinhard(クリスチャン・ラインハルト)は、「自動車メーカーが最先端の車載機能を簡単に実装できるよう、コンチネンタルとエレクトロビットが率先して開拓するのはエキサイティングなことです」と述べています。 「Alexa Custom Assistantの統合は、Amazonとエレクトロビットにとって画期的なイベントで、論理的な進化とも言えるでしょう。」
コンチネンタルについて
コンチネンタルは、持続可能でコネクテッドなモビリティの未来に向けた革新的技術とサービスを開発しています。その歴史は1871年にさかのぼり、テクノロジーカンパニーとして、車両、機械、交通、運輸分野に向けた安全で、効率的、インテリジェントでアフォーダブルなソリューションを提供します。2020年度の売上高は377億ユーロで、世界58か国に約23万5000人の従業員を擁しています。コンチネンタルは、2021年に創立150周年を迎えます。
エレクトロビットについて
エレクトロビット(EB)は、先進の自動車業界向け組み込み/コネクテッド ソフトウェア製品・サービスをグローバルに提供する自動車用ソフトウェアのリーディング・カンパニーです。エレクトロビットは、過去30年間に渡って自動車業界向けインフラストラクチャ・ソフトウェアやコネクティビティ、セキュリティ、先進運転支援システム(ADAS)・自動運転、ユーザーエクスペリエンスの分野で柔軟かつ革新的なソリューションを提供してきました。弊社のソフトウェアは、既に1億台以上の車両と10億以上のデバイスで採用されています。
エレクトロビットはコンチネンタルの完全子会社です。
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