エレクトロビットは、自動運転システム開発向け製品 EB robinosに、新たな4つのソフトウェアモジュールを追加します

2017年3月21日、ドイツ、エアランゲン – 自動車産業界のエンベディッド・システムおよびコネクティッドカー技術で最先端を誇るエレクトロビット（EB） は本日、EB robinos製品ラインで使用する4つの新しいモジュール、EB robinos Grid Fusion、EB robinos Path Planning、EB robinos Positioning、EB robinos Safety Managementを発表いたしました。これらのモジュールを使用すると、自動車メーカーとサプライヤーは、自動パーキング、ハイウェイ走行、レーンキープなど、高度自動運転（HAD）アプリケーションに欠かせない極めて重要で正確な機能を追加できるようになります。

2016年に発表されたEB robinosは、包括的でハードウェアに依存しない初めての製品です。これにより、自動車メーカーとサプライヤーの皆様は、ますます自動化された運転機能を開発・製品化するとともに、高度な車載システムの複雑さを管理できるようになります。

新しいEB robinosモジュール：

• EB robinos Grid Fusion – これはグリッドベースのセンサーデータフュージョンを開発するための柔軟な環境です。このモジュールにより、HADシステムは、障害物と障害物のないエリアの情報を提供し、車両が周辺環境を認知する能力を得てバーチャルに周囲を「見る」ことができるようになります。
• EB robinos Path Planning – 高度な自動運転を行う車両は精確な経路に従って道路を走ることが不可欠です。正確なマップデータを使用する新しいEB robinos Path Planningは、車両を短期的な目的地へ誘導する柔軟な中期パスプランニングのためのフレームワークを提供します。
• EB robinos Positioning – 高度な自動運転を行う車両において最も重要なデータのひとつは、正確な位置です。走行車線の維持、パスプランニング、タクティカルプランニング、自動パーキングはすべて、様々な情報源やセンサーから別々のタイミングで提供されるこのデータを個々に要求する品質で必要としています。EB robinos Positioningは、最適なパフォーマンスのために個別のストリームで、最大デシメートル単位の精度の位置データをマルチレベルで提供します。
• EB robinos Safety Management — HAD機能は、このモジュールを用いて完璧な安全とエラー管理を行うことで、完璧な動作を確保します。これは、各処理のモニタリング機能、潜在的な障害の特定、EB robinosデータ構造のデータストリームの監視機能を提供します。

「自動運転システムでは、ソフトウェアとハードウェアの多数の部品をシームレスに組み合わせて運用しなければなりません」と、EBのドライバーアシスタント部門長、Björn Giesler博士は述べています。「EB robinosはこの複雑さを管理するように設計されており、自動車メーカーが自動運転の課題を達成するために役立ちます。この4つのモジュールを新しく加えたことで、高度な自動運転システムの開発から量産への流れが整理され、自動車メーカーとオートモーティブ業界がopen robinos仕様に協力することを後押しするでしょう。」

今年すでに、EBはEB robinos Predictorを発表しました。これは、予測機能と運転支援システム開発向けの正確な地図と地形学的データを提供するソフトウェアモジュールです。

詳細は以下のサイトをご覧ください。www.eb-robinos.com and www.open-robinos.com.