総合的な自動車サイバーセキュリティ
自動車メーカーが、コネクティビティ機能を使い車両の状態を監視して、必要に応じてセキュリティパッチをインストールできる一方で、通信チャネル数の増加に伴い、ハッカーによる侵入の可能性も増えています。安全な車両を設計するには、接続されたすべての要因を考慮して、大局的な視点を持つアプローチが必要です。
ECU単体からクラウドへ
徹底的な保護:エレクトロビットのコンセプトは、車両環境の内外で影響を受けるあらゆる層をカバーします。個別コンポーネントとECU、車両内のバスシステム、外部インターフェースとプロトコル(WLANなど)、またすべての関連サービスのE2E(エンドツーエンド)の暗号化と保護が対象です。システムの完全性が保証され不正使用の試みを防ぐだけではなく、ますます厳しくなってきているデータプライバシーやデータ保護、情報セキュリティに関する法的要件も満たすことができます。
組込みから自動車サイバーセキュリティまで
レクトロビットの製品・ソリューションは、コネクテッドカーのE2Eセキュリティ対策を実現します。自動車サイバーセキュリティソリューションは、AUTOSARに準拠した効率的な組み込み型暗号処理アーキテクチャと、お客ごとの固有の要件で構成されています。また、セキュリティメカニズムは、安全な通信やID認証、盗難保護、異常検知、侵入検知、暗号化計算、セキュアなアップデート・診断を実現するように設計されています。お客様は対象デバイスに依存しない、モジュ―ル化された製品群から必要な機器やソリューションを選択できます。
UN R155(国連欧州経済委員会(UNECE)サイバーセキュリティー法規)準拠
2022年7月現在、UNECE法規UN R155は、全ての新型車の承認に適用され、自動車メーカーは車両のサイバーセキュリティを確保する軽減策のリストを満たすことを要求されています。エレクトロビットの製品は、このような軽減策のシステムへの実装をサポートします。こちらのリストから、エレクトロビットの製品を活用することでどのように対応できるかをご覧いただけます。
サイバーセキュリティマネジメントシステム(CSMS)準拠
エレクトロビットは、路上走行車両のサイバーセキュリティエンジニアリングに特化したISO規格、ISO/SAE 21434:2021の掲げる目標を達成しています。この規格は、UN R155で定義されているサイバーセキュリティマネジメントシステムの条件を満たしています。
サイバーセキュリティのメンテナンス
エレクトロビットのサイバーセキュリティメンテナンスは、車両を監視、注意情報の提供、アップデートを可能にすることで、エレクトロビットソフトウエアスタックのセキュリティを維持し、その車両基盤がライフサイクル全体にわたって継続して使用できるようにします。厳格な要件を満たし、サイバーセキュリティの高い標準を維持することで、より安全でセキュアなクルマの提供をサポートします。
詳細は、エレクトロビットのサイバーセキュリティエキスパートにお問合せ ください。
エレクトロビットのエンドツーエンドの自動車セキュリティコンセプトの詳細
システムセキュリティの定義
ネクテッドカーエンジニアリングサービス
信頼性の高いバックエンドソリューション – スケーラブルなバックエンドソリューション向けのカスタマイズされたクラウドコンポーネント
安全性およびセキュリティコンサルティング
高いレベルの基準への要求に答えるため、既存の開発プロセスや生産プロセスを拡張
損害を最小化し、車両群に耐性を付ける
EB cadian Sync
バックエンドと車載コンポーネントとの間のエンドツーエンドの暗号化通信リンクにより、セキュリティパッチを配布してインストールし、車両の脆弱性を排除します。
車載ネットワークに対する外部攻撃を早期に検知・防御
EB zoneo SwitchCore Shield
Ethernet IDPSライブラリと組み合わせた車載向けのスイッチファームウェアは、ハイパフォーマンス、柔軟性、そしてサイバー脅威に対する強力な保護を要求するE/Eアーキテクチャにとっての最適な組み合わせです。
PlaxidityXの製品・ソリューションによりさらに強化
エレクトロビットは、セキュリティ分野においてPlaxidityXと連携し、車両へのサイバー攻撃を防ぎます。
エレクトロビットとPlaxidityXの協業により、自動車メーカーは自動車サイバーセキュリティに対して容易に積極的な措置を採用することができます。