車載ネットワークに対する外部攻撃を早期に検知・防御
EB zoneo SwitchCore Shieldは、EB zoneo SwitchCoreがサポートするすべての機能と、PlaxidityXが開発したEthernet侵入検知防御システム(IDPS: Intrusion Detection and Prevention System)、PlaxidityX Ethernet IDPSのサイバーセキュリティ保護を備えています。EB zoneo SwitchCoreとPlaxidityX Ethernet IDPSを組み合わせることで、高い性能と柔軟性、そしてサイバー攻撃の脅威に対する強固な保護が必要とされるソフトウェア定義型のE/Eアーキテクチャの強力なソリューションを提供します。
PlaxidityX Ethernet IDPSは、Ethernetコンポーネントの既存の汎用セキュリティコントロールに加えて、車載Ethernet通信の補完的な保護のために設計されたセキュリティメカニズムです。IDPSは、車載Ethernet通信のトラフィックをリアルタイムに監視し、悪意ある行動に起因する可能性のある無効、違法、もしくは異常なトラフィックを検知することを目的としています。EB zoneo SwitchCore で使用可能な拡張機能により、現在のソリューションを強化しています。サイバーセキュリティはPlaxidityXのIDPSがカバーする一方、通信はClassic AUTOSARとの相互運用性を向上する、IdsMレポートメカニズムによって補完されます。
最適化されたソリューション
EB zoneo SwitchCore Shieldは、小さなソフトウェアフットプリントでありながら、幅広いさまざまな機能を同時に提供します。そのため、車載Ethernetスイッチ上のサイズが限られたフラッシュメモリにも対応します。
不正トラフィックを早期に検知・防御
EB zoneo SwitchCore Shieldは、マイクロコントローラの負荷を軽減し、スイッチのハードウェア上でサイバーセキュリティ保護を実行します。そのため、早期にそして効率的にサイバー攻撃の脅威を検知します。
統合コストを抑えて迅速に市場投入
EB zoneo SwitchCore Shieldは、ポストビルド対応の完全なソリューションとして提供されるため、統合のための時間とコストを大幅に削減します。
主な機能
- ネットワークマネジメントをスイッチのハードウェア上で実行
- すべての車載Ethernetスイッチと互換性のある小さなソフトウェアフットプリント
- レイヤー7までカバーする先進のサイバーセキュリティEthernet IDPS
- MCUに依存しないサイバーセキュリティ
- スイッチ内ハードウェアアクセラレータの最大活用による高い性能
- 中国法規(GB/T “Technical Requirements and Test Methods for Cybersecurity of Vehicle Gateway”)対応
- AUSTOSAR規格に準拠したセキュリティイベントレポート